気がつくとネックレスがいつも右にずれている、ということはありませんか?それは骨盤がねじれているからかもしれません。
下半身がやせない、下腹が出てきて元に戻らない、などというのも骨盤が影響しているせいかも!?
そのままにしておくと、冷え性や生理不順、腰痛や肩こりなどを引き起こしてしまいます。骨盤ダイエットで骨盤を正常にして、うつくしいボディラインと健康な体を作りましょう。
骨盤ダイエットの効果とは?
骨盤を支えている筋肉を鍛え、骨盤のゆがみを整えることで美しいボディラインを作るというのが骨盤ダイエット。新陳代謝の促進や冷えの改善、むくみの解消、姿勢の改善、肩こりや腰痛の改善、便秘の改善などさまざまな効果があると言われています。
それだけ骨盤のゆがみというのは、女性の体にいろいろな負担をかけているということでもありますね。ところが、骨盤がゆがんでいる女性というのはけっこう多くいます。
骨盤のゆがみの原因も様々ですが、加齢や運動不足で骨盤の周りの筋力が低下するのもその一つ。加齢とともに骨盤が開いて内臓が下垂し、ぽっこりお腹になるのもそのせいです。
骨盤の周りの筋肉を鍛え、骨盤を正常な位置に戻すことでぽっこりお腹を解消し、太りにくくやせやすい体、健康な体になりましょう。
骨盤のゆがみをチェック
自分は骨盤がゆがんでいるのかどうか、チェックしてみましょう。
仰向けに寝て両足を腰幅に開きます。その状態で左右の骨盤の1番高い位置に親指を床に中指をつけて左右の高さを比べます。どちらかが高い場合は、高くなっている方の逆側に骨盤がねじれている可能性があります。
また、簡単にチェックしてみる方法は、ネックレスがいつも同じ方向にずれる、立った時に左右の肩の高さが違う、片方の靴の外側の部分だけがすり減ることが多い、足の長さが違う、ウエストのくびれの高さが左右で違う、下半身太りである、といったことに心あたりがある場合は、骨盤のゆがみ、開きなどの可能性があります。
骨盤のゆがみを矯正するストレッチ
床に座って両足を伸ばし腰幅程度に開きます。右手を腰の後ろに置き、左手は両足の間に置きます。息を吐きながら右側に体をひねり、左手を右手につけるように体をねじります。
息を吸いながら元の位置に戻します。骨盤が右側にゆがんでいる場合は逆にストレッチをします。分からない場合は両方行いましょう。
もう一つ、骨盤ダイエットの方法と言われるエクササイズ。足を肩幅に開き両手を腰に当てます。腰を左右にゆっくり10回ずつねじります。この時呼吸は鼻から吸って口から吐くようにします。さらに前屈と後屈を10回繰り返します。最後に左右交互に腰を回します。
腹筋を鍛えて骨盤のゆがみを改善
骨盤のゆがみは骨盤を支えている筋力の低下が原因の一つです。それを予防・改善するためには腹筋を鍛えることが必要となります。仰向けに寝て、足を腰幅に開き両膝を曲げます。両手を耳の横につけておへそを見るようにゆっくりと頭を持ち上げます。この時お腹に力を入れます。
また、同じ姿勢で、今度は右手を左ひざの外側につけるように頭を持ち上げます。これを左右交互に行います。この時もお腹に力を入れて行います。
このような腹筋運動を行うようにするとともに、日頃からお腹に力を入れて立つ、など日常生活の中でも腹筋を意識すると良いでしょう。
日常生活で気をつけること
骨盤のゆがみは日常生活の中の姿勢や行動に原因があるものです。例えば、いつも同じ方の手でカバンを持っている、肩に下げていると片側ばかり使っていると、骨盤は傾いていってしまいます。
また、足を組む、長時間イスに座っている、横向きで寝ている、ヒールの高い靴を履いている、サイズの合っていない下着をつけている、といったことに心あたりのある人は、注意しましょう。
また、立っている時にはどちらかに重心がいかないように、まっすぐに立つように心がけることも大切になります。背筋を伸ばしてお腹に力を入れて立つようにすると、腰に負担もかからずにすみます。
骨盤ダイエットの方法はいろいろありますが、ストレッチなどのほかに日常生活における姿勢などにも注意することが大切です。ちょっとしたことを直したり、意識したりするだけで骨盤のゆがみの予防になりますよ。
さらには、骨盤ベルトや骨盤のゆがみを改善するガードルなどもあるので、利用してみるのも良いかもしれません。